「暮らし力」をつけるには、まず基本を知ることですから、ここで基本を覚えてもらおうと思ったのです。基本を知れば、個人個人の生活に合わせてアレンジすることができます。効率的に手抜きもできます。そして、自分でジャッジができる。昔はお姑さんに「今日のはよくできた」「今日は、ここがダメね」などと言ってもらえたわけですが、核家族になったら、文句を言われることがなくなった代わりに、自分がやったことをジャッジしてくれる人もいなくなってしまいました。
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自分がやったことを評価されないのは、さみしいことです。けれど、基本がわかれば、「今日はきちんとできた。お利口さんだった」「今日は手抜きをしたから50点」と、自分でジャッジできるようになります。10回終わっても、「見違えるほど家がきれいになった!」という人は、それほどいないようです。それはそうです。仕事を持っている人も多いし、専業主婦とはいえ、毎日家事に追われて、ゆっくり家の整理かできるのは、1か月に3日か4日、あるかないか。それでもいいんです。大事なのは片づけることではありません。どんな暮らしにしていきたいか考えて、家族と話しながら優先順位をつけ、自分は何を大事にすべきか取捨選択をして、ひとつずつ行動に移していけばいいのです。