一帯には瀟洒なマンションがゆったりと並ぶ

2011.10.21

護国寺駅の東南一帯の小日向は、神田川の北側に広がる丘陵地にあり、昔から高級住宅地として知られている。坂道が多く、その名のとおり南傾斜の日当たりのいい高台の住宅地で、小日向台町、久世山とも呼ばれる。堀口大學、三好達治、佐藤春夫ら、この街に暮らした文学者たちも、石垣や木立に覆われた風情のある坂道の風景を好んだという。関口2丁目の小高い丘の上には、かつては山縣有朋の別邸であった椿山荘がある。ここは南北朝のころから椿が自生する景勝地で、「つばきやま」と呼ばれていた。

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椿山荘の向かいには東京カテドラル教会があり、一帯には瀟洒なマンションがゆったりと並ぶ。古くから文人墨客に愛された街で、急な石段が続く胸突坂を下りる途中には、松尾芭蕉が暮らした芭蕉庵もある。坂道が多く、買い物などの生活利便性はそれほどよいとはいえないが、この坂道こそが街の印象を味わい深いものにしている。新しい物件から古い物件まで広範囲に取り引きされているエリアなので、条件に合った物件が見つけやすいかもしれない。