洞窟住居のカッパドキア

2011.10.14

カッパドキア(Cappadocia)は、トルコ東部高原地帯の古代地名。アナトリア高原の東市部にあたり、南はタウロス山脈、西はトゥズ湖、東はユーフラテス川上流部を境とする。この地方は、火山の爆発でつくられた凝灰岩が浸食され、無数の奇岩がつらなっている。カッパドキアの名を有名にしたのは、このような奇岩をくりぬいてつくった初期キリスト教の洞窟教会と、すぐれた壁画がそこに残っていたからだ。四世紀ごろからキリスト教の修行僧がこの地の洞窟に住み始め、数多くの修道院や教会堂を築いて修行にはげんだ。洞窟教会の近くには、今でも洞窟住居に住んでいる人がいる。住居の入り口は、さすがに洞窟がくずれないよう小さくつくられているが、室内の天井がアーチ状に掘られているためか、それほど窮屈な感じはしない。壁は、棚やテレビを置くところなど、好きなように掘り込んであるので、家具も極めて少なくてすむ。ストーブを囲めば、やわらかな暖かさが室内の全体にいきわたり、きわめて快適である。千六百年を超えて存在し、しかも住み続けているということは、千年住宅が実際に存在していることを明確に証明するものだ。こうした水平に壁を掘り込んだ横穴式住宅のほか、地下四十メートルにもおよぶ地下都市もカッパドキアにはある。しかも地下都市同士を連結する地下道は四十キロもある巨大なものだ。なにしろ、戦争の時には一万五千人が地下に半年ほど住みながら持久戦に耐えていた。地下で牛や羊を飼い、ワインをつくるところまであった。この地下都市にも二百人程度の人たちが、いまでも暮らしている。

北長瀬の賃貸・部屋探し情報
北千里の賃貸・部屋探し情報
北赤羽の賃貸・部屋探し情報
北小金の賃貸・部屋探し情報
北坂戸の賃貸・部屋探し情報